菊池川流域に棲息する鳥


上流域(菊池渓谷に棲息する)

約60種の野鳥たちを観察できるといわれる菊池渓谷には、水中を歩いてエサを採るというカワガラスや、その名のとおりルリ色で鳴き声も大変美しいオオルリ、他の鳥の鳴きまねが上手なカケス等、又、天然林の宝庫、八方ヶ岳にはカワセミの仲間でくちばしと体の赤いアカシヨウビンや、鮮やかな羽根を持つオシドリ等、数多くの野鳥との出会いがあります。・サシバ(夏)・カッコウ(夏)・オオルリ(夏)・ツグミ(冬)・ベニマシコ(冬)・キジバト(留)・キセキレイ(留)・エゾビタキ(旅)・アカハラ(旅)等がみられます。
オオルリ
(ヒタキ科・夏鳥)全長約16.5cm。雄は頭から背中がきれいなルリ色。渓谷沿いの梢などにとまり、ゆったりした美しい声でさえずります。
アカシヨウビン
(カワセミ科・夏鳥)全長約27.5cm。全長が赤く、腰のところにコバルト色があります。カエル類、カタツムリ類を捕まえます。雨の前によく鳴くので、ミズヨビドリと呼ばれる。


中流域・平野部

人里に留鳥として棲むムクドリや、最近、カササギの営巣が七城町で観察され、主に夕方から活動するササゴイ等の野鳥が見られます。追間川・上内田川・菊池川の三川の合流点は「イカルチドリの河原」と呼ばれます。・ササゴイ(夏)・カワセミ(留)・ヤマセミ(留)・アトリ(冬)・コサギ(留)・アオバズク(夏)・タゲリ(冬)・カイツブリ(留)・カルガモ(留)等がよく見かける鳥たちです。

カワセミ
(カワセミ科・留鳥)全長約17cm。翼と尾は光沢のある緑色。背中はコバルト色と美しい鳥で、急降下して水中の魚を捕獲します。(大きなくちばしも特徴)


平野部の山

約60種の野鳥たちを観察できるといわれる菊池渓谷には、水中を歩いてエサを採るというカワガラスや、その名のとおりルリ色で鳴き声も大変美しいオオルリ、他の鳥の鳴きまねが上手なカケス等、又、天然林の宝庫、八方ヶ岳にはカワセミの仲間でくちばしと体の赤いアカシヨウビンや、鮮やかな羽根を持つオシドリ等、数多くの野鳥との出会いがあります。・サシバ(夏)・カッコウ(夏)・オオルリ(夏)・ツグミ(冬)・ベニマシコ(冬)・キジバト(留)・キセキレイ(留)・エゾビタキ(旅)・アカハラ(旅)等がみられます。
アオゲラ
(キツツキ科・留鳥)全長約29cm。緑色の体で腹に黒い三日月の模様があり、広葉樹の林で(多く見られます。特徴は緑褐色の体と雄は赤い頭です。
ホトトギス
(ホトトギス科・夏鳥)全長28cm。高原や山の明るい林にすみ、ウグイスの巣に卵を産み、自分では子育てをしません。



下流域(河口及び周辺)

約60種の野鳥たちを観察できるといわれる菊池渓谷には、水中を歩いてエサを採るというカワガラスや、その名のとおりルリ色で鳴き声も大変美しいオオルリ、他の鳥の鳴きまねが上手なカケス等、又、天然林の宝庫、八方ヶ岳にはカワセミの仲間でくちばしと体の赤いアカシヨウビンや、鮮やかな羽根を持つオシドリ等、数多くの野鳥との出会いがあります。・サシバ(夏)・カッコウ(夏)・オオルリ(夏)・ツグミ(冬)・ベニマシコ(冬)・キジバト(留)・キセキレイ(留)・エゾビタキ(旅)・アカハラ(旅)等がみられます。
タゲリ
(チドリ科・冬鳥)全長約31.5cm。大形のチドリ。頭が黒く、後頭に長い冠羽があります。広々とした耕地などに群れをなしてすんでいます。
ユリカモメ
(カモメ科・冬鳥)冬羽では頭部は白く、目の後方に黒っぽい三日月斑があり、くちばしと足は赤。夏羽では、頭部は黒く、くちばしも黒っぽくなる。姿に似合わぬ悪食で、海の掃除屋と言われる。